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2005/06/14

鬼ヶ岳の鬼

6月12日(日) 曇りのち晴れ

われ等、職場の登山隊は鬼ヶ岳に登った。今回のメンバーは新人さん一名を加えた5人。隊長、そして隊長の奥様(副隊長)、サスケさん(このブログの4月25日に紹介済み)、新人のウッチーさん、そしてこの私。

私にとって、この登山隊の活動に参加するのは4回目。最初2回はサスケさんとヘラヘラ笑いながら登るほど、私も若かった。

でも、前回の刈込池の時は体力の衰えを自覚。そして、サスケさんは只者ではないことを身をもって感じた。そして、今回の登山では・・・・・・

onigatake 鬼ヶ岳は、武生市にある標高はご覧の通り(→)低い山だ。

ガイドブックも☆ひとつで初心者向け。

楽勝だろうというのが私の予想。

山の名前が名前だけに、私の頭の中では「桃太郎」の世界が広がっていた。隊長が桃太郎さん、そしてお供のわれ等3人は、犬・猿・キジといったキャスティングだ。洒落のわかる副隊長は、行く道中のコンビニで「キビ団子」ならぬ「みたらし団子」まで仕入れてくださった。

登山口の案内を見れば、小鬼、大鬼、白鬼という3つの展望台を経由して頂上へという楽しそうなコース。ますます期待は高まる!!

そして、サスケさんを先頭にいざ出発となった。しかし、いきなり岩ゴツゴツの急な登り。しゃべりながら登るつもりが、しゃべる余裕がない。サスケさんは、一歩一歩軽やかに足を運ぶが、GANちゃんの足は重い。「ワッセ!ワッセ!」と心の中で号令をかけながら必死だ!!

最初の小鬼展望台までは、それでもみんな何とかまとまって登った。展望台では、サスケさん以外は皆ゼーゼーだ。心臓もバクバク。桃太郎さんは大汗。しばしの休憩をとる。まだ、笑顔で写真を撮る余裕もあった。

さあ、大鬼展望台を目指して出発!!上を見れば変わらず岩ゴロゴロの急坂だ。見ると登る気力がなくなるので、足元だけを見て登ろう!!前を行くサスケさんは、ペースを落とすことなく登って行く。ああ、もうついて行くのは到底無理だ。みんな、来ているかしら???

下の方を見ると、桃太郎さんは必死の感じがよくわかる。きっと滝のような汗をかいているに違いない。私も暑い。心臓はさらにバクバク。ハイキングみたいな軽い山って大嘘!!

それでも、大鬼展望台に全員集合した。サスケさんは、準備運動終了くらいの顔だが、他4名には疲労の色。

桃太郎さんは、「もう、動けなくなったら、ケータイに電話するし、みんな頂上まで行ってこいよ。ビールでも飲んで待っているし・・・」  しかし、隊長が登らないのでは登山隊でやってきた意味がない。「みんなで行きましょうよ!!」とラブコール。

「じゃあ、もう待ってなくていいから、先に頂上行って待っていてくれ」「はい、隊長」ということで、白鬼目指し、また重い腰を上げた。

shiraini1 またもや続く急坂。足はフラフラしてきた。ついて行くつもりはないのに、自分のペースよりも速いペースで歩いてしまう。

この道中、すれ違う人や追い越す人に何回か言われた。

「おたく、初心者なのにペース速すぎ。」とか「こんなペースで登ると頂上着く前にへばってしまう。」とか

歩き方は慣れていないのにペースだけとても速かったようだ。

ゼーゼーになって、白鬼展望台に到着するとサスケさんはかなり待っていた様子。「ゆっくり行くから、先に頂上で待ってて」ということで、サスケさん一人が先に頂上を目指した。

残りの4人は、この展望台で30分近くもおやつを食べたりしてゆっくり休憩をとってしまった。サスケさんが頂上に着く頃かと気になって、電話をしてみた。

「今どこ??」「ハーハー。あともう少しで頂上に着くよ!」「きつかった?」「結構きついよ!」「今から展望台を出発するから、待ってて」「はーい」

あのサスケさんが、きついって言ってた。たどり着けるかなあと不安な出発。あとは気力でした。足はガクガクになりながら・・・・・

yamabousi1 山頂付近に近づくとヤマボウシの白い色がなんとも優しく迎えてくれました。なんだかホッとして頂上に着いて、「ヤッター!!」という歓声を上げたわたし。

サスケさんは・・・と見れば頂上の広場でマラソンをしていました。

やはり只者ではない彼女。さすがの彼女も、途中で疲れてペースダウンしようと思った時に、見知らぬおじさんから「登るの速いな~!!」と言われて意地でもペースを落とせなかったらしい。

santyou 山頂からの眺めは最高にきれいだった。

登山隊はみたらし団子を食べ、健闘をたたえ合い、頂上広場でいろんな話で盛り上がった。桃太郎さんは、おいしいビールを飲み、帰りはサスケさんにおんぶしてもらおうかと言って却下されていた。

santyou3 下りは、みんな余裕で足取りも軽く、いつもの調子で大声でしゃべり、笑い、登りとは別人のように元気に山を下った。

鬼ヶ岳に鬼は出なかったけれど、この山は鬼のように怖い山だったかも。

さあ、次回はどこに行く?

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コメント

おつかれさまでした。
ハイキングや登山をすると、日頃いかに運動していないか
ということを身に沁みて感じます。
私も沼っ原湿原を歩いたとき2~3日疲れがぬけませんでした。
何十年も前の話ですが、岡山に住んでいたとき鳥取(島根?)
の大山に登ったことがありました。
若かったのでなんとも感じませんでしたが今なら死ぬ思いだったでしょう。

でも頂上に着いて飲んだビールの味は最高だったのではないでしょうか?
残念ながら私はアルコール類が全くダメですのでわかりませんが・・・。

投稿: tochi | 2005/06/15 00:55

GANさん;鬼ヶ岳登山の物語最高でした。さすけ、感激!
これからもさすけの名に恥じないように日々体力づくりにはげみます
GANさん小説家になれるわ。写真もよかったよ
本当に自然がいっぱいで,やまぼうしがきれいだったね
仕事中なのでこれくらいにしておきます


投稿: さすけ | 2005/06/15 17:03

GANちゃん、こんばんは~。
さすが敵は、鬼と名乗るにふさわしい厳しい山だったようですね~。
最近、思いっきりインドアな生活、休みともなれば、寝かせてくれ~~~(笑)

でも、GANちゃんのおかげで、山の頂上からのすばらしい景色を見させていただきました。

これって、普通は登らないと見られない景色ですもんね~。
行ったつもりで、思わず深呼吸したくなるような気分にさせてもらいました。ありがとうございま~す。

でも、最近運動不足なので、たまには動かないといけませんね~。(苦)

投稿: nori | 2005/06/15 17:44

す、凄い~ ∑ヾ(≧□≦*)ノ
見事に頂上制覇した「感動」ひしひし伝わります。
山頂からの眺望は、それこそ格別でしたでせう。
GANちゃんはじめ皆々様、ホントにお疲れ様でした m(__)m

素敵な写真を撮りためて、
こうして ( Blogに ) 公開してくれて、
遠くに離れた我々も? 美味しい空気が吸えたみたい (笑)

投稿: ひなた | 2005/06/15 18:06

皆様、こんなに長々としたためた私の拙い登山日記を最後まで読んでいただきありがとうございます。

昨日、お返事を書くつもりが、少々落ち込むことがあり、こんな時いつものことですが、うだうだ考えずに寝ることにしておりますので、すべてを放棄して眠ってしまいました。

今日はスッキリかな??
してないけど、昨日と違った今日が始まるということで気分一転!!

☆tochiさんへ☆
歩き回った後の疲れは、なんとなく心地よくないですか?
私も日頃は、車に頼る生活で運動不足です。
次回の登山に向けて、歩く生活もしてみようかと・・・・
岡山に住んでいらしたことがあるんですか。
岡山といえば、桃太郎の話の舞台ではなかったでしょうか?
大山は、すごい高い山ですよね。登ってみたいです。

桃太郎さんは重いのにビールをわざわざ運ぶほどですから、
頂上からの景色を見ながらの一杯は最高なのでしょう。
私も強くないので(?)山でビールは飲めません。

☆サスケさんへ☆
本当にお疲れ様でした。
コメントありがとう!
仕事中とのことで、ちょっとビックリ!!
サスケさんの体力、精神力に今更ながら驚く私です。
文学の才能はゼロですが、スコップ以外にペンを持つ時間も増やそうかなあ(笑)

自分の立場を冷静に考えると、行く先にいろいろあるような気がしてるのですが、登山で得た教訓、マイペースを保ち一歩一歩歩くつもり。
もう少し計画性を持つほうがいいのかな?
また、落ち込んでいたら、おいしいお誘いよろしく!!

☆noriさまへ☆
はい、とっても厳しい山でした。
登ってみないとわからないものですね。
私もこんな登山は一年に一度あるか無いかの一大イベントです。普段は同じく運動不足。
ヨガへのお誘いもあるのですが、超体が硬いので踏み切れずにいます。
山は気分転換にはいいですよ。
たしか、noriさんは長野ですよね。
いいとこ、いっぱいありますよね!!

☆ひなたさんへ☆
ありがとうございます。
感動伝わったのですね!!
いつもは重い(?)ので山にカメラは持っていかないのですが、今回は予備の電池まで持っていきました。
山頂からは日本海も見えて、下に広がる町も田んぼもおもちゃのように小さくて本当に快感でした。

投稿: GANちゃん | 2005/06/16 06:29

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